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餃子エトセトラ
第三回 餃子は縁起物
餃子のお話し
様々な餃子の形に秘められた、願いの込もった「お祝い餃子」
  餃子の本場、中国の北京では、お祝い事の前には必ず家族総出で餃子を作ります。特に正月は、竈(かまど)の神様が家に帰ってくる日とされます。竈の神様は旧暦の12月23日に一家の善悪功罪を天帝に報告をするために天に旅立ち、その後、新年の吉凶を天帝より授けられ、正月に戻ってきます。
竈の神様を迎える餃子は、肉は使わず野菜や茸、揚豆腐などを入れた水餃子になります。水餃子はたっぷりの湯で煮て、できたてのものを熱いうちに黒酢につけ、ニンニクをかじりながら食べるのが一般的です。夕顔やウイキョウの花を入れるのも人気があります。
かまど
トウモロコシ 人々は餃子の形にもこだわり、万事順調に行くことを願って綿の実や柿の形をまねたり、通貨の元宝銀をまねて「金運祈願」、羊や鳥をまねて「家畜繁盛」、麦の穂やトウモロコシをまねて「五穀豊穣」などを祈願しました。
その他にも、物事が前進する事を願った、車輪の形の餃子もありました。また、硬貨を入れた餃子に当たった人は長生きして金持ちになれると言われました。
 

餃子「ぎょうざ」は北京語読みでは「チャオズ」です。同じ発音でも「交子」はチャオズと読みますが、良い子に恵まれる「子孫繁栄」を意味します。「角子」もチャオズと読み、硬通貨の種類を指すために縁起がいいとされました。
日本で「ギョウザ」と呼ばれているのは、広東語の「ガウジー」から来たものだと言われます。家族団欒の背景には読み方に縁起を担いだ由縁もありました。

たくさんの笑顔で作られる餃子は幸せを願う料理です。みなさんもたくさんの願いを込めて、餃子を作ってみてください。きっと、餃子の数ほどたくさんの笑顔が見られることでしょう。



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